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2020/12/07 08:50

大引け概況(詳報): 続伸、主要株価指数が軒並み最高値 無料記事

 先週末4日のNY株式市場は、来年の景気動向に対する楽観的な見方で買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比248.74ドル(0.83%)高の30218.26ドルと4日続伸したほか、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数87.05ポイント(0.70%)高の12464.23ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数や小型株を代表するラッセル2000も買われ(それぞれ0.88%高の3699.12ポイント、2.37%高の1892.45ポイント)、ダウやナスダックとともに主要株価指数は軒並み最高値を更新している。
 11月の雇用統計が振るわない結果だったにもかかわらず(失業率が10月の6.9%から6.7%に低下し、市場予想とほぼ一致する一方、非農業部門雇用者数が前月比24万5000人増と市場予想の約46万人増を下回った)、市場では「追加経済対策法案を巡る与野党の交渉が進む」との期待が強まった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでもエネルギーや素材、資本財など景気循環セクターの上げが目立った。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が3.66%高、シェブロン(@CVX/U)が3.88%高、コノコフィリップス(@COP/U)が7.45%高、EOGリソーシズ(@EOG/U)が10.03%高、油田サービス大手のハリバートン(@HAL/U)が7.82%高、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が9.66%高、肥料大手のモザイク(@MOS/U)が7.30%高と値を上げている。
 半導体銘柄も高い。米国半導体工業会(SIA)の強気見通しを好感し、主要半導体銘柄で構成されるSOX指数が2.83%高の2793.03ポイントと過去最高値を連日で更新。モバイル半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が5.14%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が4.92%高、半導体設備大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が3.18%高、同業のラムリサーチ(@LRCX/U)が3.29%高と買われた。



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