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2020/06/18 08:32

大引け概況(詳報): ダウ4日ぶり反落、ナスダックは小幅に4日続伸 無料記事

 17日のNY株式市場は、米景気動向をにらみながら売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比170.37ドル(0.65%)安の26119.61ドルと4営業日ぶりに反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は14.66ポイント(0.15%)高の9910.53ポイントと小幅ながら4日続伸で取引を終えた。
 新型コロナウイルスの感染拡大「第2波」に対する懸念が逆風。米経済が底打ちし、回復トレンドにあるとの見方が続く一方、この日は中国北京や米国の一部州で新型コロナの新規感染者数が再び増加傾向にあることが警戒された。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、エネルギーや金融などを中心に8業種が下落。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が3.26%安、シェブロン(@CVX/U)が2.65%安、銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が3.10%安、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.75%安と売られている。
 前日に「1兆ドルのインフラ投資観測」で買われた建設関連銘柄も反落。建築資材大手のバルカン・マテリアルズ(@VMC/U)が3.38%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.44%安、鉄鋼大手のUSスチール(@X/U)が10.41%安で引けた。
 新型コロナで打撃を受けた銘柄群も軟調。百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が6.41%安、アパレル大手のカプリ・ホールディングス(@CPRI/U)が8.86%安、ギャップ(@GPS/U)が5.45%安、「コーチ」を手がけるタペストリー(@TPR/U)が5.14%安と急落した。クルーズ大手も軒並み値を下げ、カーニバル・コーポレーション(@CCL/U)とロイヤル・カリビアン・クルーズ(@RCL/U)がそれぞれ6.51%、7.15%ずつ売られている。
 一方、「巣ごもり消費銘柄」は堅調な値動きが続く。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.98%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が2.67%高、ゲーム大手のアクティビジョン・ブリザード(@ATVI/U)が3.47%高、音楽ストリーミング大手のスポティファイ(@SPOT/U)が7.74%高と買われた。


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