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2021/07/13 08:32

米国株大引け概況(詳報): 小幅続伸、主要3指数が連日の最高値 無料記事

 週明け12日のNY株式市場は、決算発表シーズンへの期待感で買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前営業日比126.02ドル(0.36%)高の3万4996.18ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が31.32ポイント(0.21%)高の1万4733.24ポイントとそろって小幅続伸して取引を終えた。多数の機関投資家がベンチマークとしているS&P500指数も0.35%高の4384.63ポイントと買われ、主要3指数が終値ベースの最高値を連日で更新している。
 大型金融株を中心に今週から始まる4〜6月期決算発表シーズンを前に、好業績に期待する向きがやや優勢。13日に決算を発表するジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.43%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.35%高と値を上げた。米長期金利の下落基調も一服。長期金利を代表する10年債利回りは1.36%とほぼ横ばいだった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(エネルギー、生活必需品は下落)。前述したように金融セクターが高かったほか、コミュニケーションや一般消費財などのセクターが値を上げた。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.16%高、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が4.15%高、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.38%高と買われている。ディズニーに関しては、新作映画「Black Widow」の興行が好調なこと、「ESPN+」の値上げを発表したことがプラス材料視された。


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