2021/06/14 08:27
米国株大引け概況(詳報): 小幅続伸、S&P500は連日で最高値を更新
先週末11日のNY株式市場は、総じて強含む展開。主要指標のダウ平均が前日比13.36ドル(0.04%)高の3万4479.60ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が49.09ポイント(0.35%)高の1万4069.42ポイントとそろって小幅続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500も0.19%高の4247.44ポイントと強含み、連日で過去最高値を切り上げている。小型株を代表するラッセル2000は、1.06%高の2335.81ポイント反発した。
投資家の楽観スタンスが引き続き優勢。前日に発表された5月CPIが市場予想を上回ったものの、「インフレは一時的なもの」というFRBのスタンスに同調する動きが広がるなか、テーパリング(量的緩和の段階的縮小)に対する過度な警戒感が薄らいでいる。投資家の不安心理を表すVIX指数は16.55に低下し、コロナ禍が起こる前(2020年2月)以来の低水準を記録した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇(上昇幅は全て0.7%未満と小幅)。大型ハイテク株の一角が買われ、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.98%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.30%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が1.07%高、ITサービス管理大手のサービスナウ(@NOW/U)が1.81%高と値上がりした。エヌビディアについては、自動運転車向け高解像度マップの作成を手掛けるスタートアップ、DeepMapの買収に合意したことが刺激材料となっている。サービスナウに関しては、前日に有力ブローカーが強い買い推奨をしたことが追い風になった。
金融セクターや消費セクターの一角も堅調。クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が1.41%高、ネット証券最大手のチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が1.79%高、アパレル大手のVFコーポレーション(@VFC/U)が4.56%高と買われている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
投資家の楽観スタンスが引き続き優勢。前日に発表された5月CPIが市場予想を上回ったものの、「インフレは一時的なもの」というFRBのスタンスに同調する動きが広がるなか、テーパリング(量的緩和の段階的縮小)に対する過度な警戒感が薄らいでいる。投資家の不安心理を表すVIX指数は16.55に低下し、コロナ禍が起こる前(2020年2月)以来の低水準を記録した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇(上昇幅は全て0.7%未満と小幅)。大型ハイテク株の一角が買われ、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.98%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.30%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が1.07%高、ITサービス管理大手のサービスナウ(@NOW/U)が1.81%高と値上がりした。エヌビディアについては、自動運転車向け高解像度マップの作成を手掛けるスタートアップ、DeepMapの買収に合意したことが刺激材料となっている。サービスナウに関しては、前日に有力ブローカーが強い買い推奨をしたことが追い風になった。
金融セクターや消費セクターの一角も堅調。クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が1.41%高、ネット証券最大手のチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が1.79%高、アパレル大手のVFコーポレーション(@VFC/U)が4.56%高と買われている。
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