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2021/04/08 08:41

大引け概況(詳報):ダウ小反発、S&Pは最高値を更新 無料記事

 7日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は前日比16.02ドル(0.05%)高の3万3446.26ドルと小幅ながら反発したが、ナスダック総合指数は9.54ポイント(0.07%)安の1万3688.84ポイントとわずかながら続落して引けた(S&P500指数は0.15%高の4079.95ポイントと過去最高値を更新)。
 プラス材料は、米金融緩和の長期化が改めて確認されたこと。同日公表された3月分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする雇用の最大化と物価の安定が相当程度進むまで緩和姿勢を継続することが示された。また、テーパーリング(資産購入額の縮小)をする条件を満たすには「しばらく時間がかかる」と説明している。
 ダウ平均構成銘柄では、米長期金利が1.7%を割り込むなかで大型ハイテク株が買われた。アップル(@APPL/U)が1.34%高、インテル(@INTC/U)が1.05%高、マイクロソフト(@MSFT/U)が0.82%高、アイビーエム(@IBM/U)が0.53%高と値を上げている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち5業種が上昇。なかでもコミュニケーションサービスの上げが目立つ。フェイスブック(@FB/U)が2.32%高、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が1.35%高、ネットフリックス(@NFLX/U)が0.45%高と買われた。
 一方、素材セクターは安い。衛生・清掃業務用品のエコラボ(@ECL/U)が2.79%下落したほか、鉱業大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が2.94%安、産金大手のニューモント(@NEM/U)が1.26%安、建材大手のバルカン・マテリアルズ(@VMC/U)が0.98%安に沈んだ。


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