詳細
検索 (期間指定)
期間

2021/04/28 08:24

大引け概況(詳報): ダウほぼ横ばい、ナスダックは反落 無料記事

 27日のNY株式市場は、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで小動きの展開。主要指標のダウ平均が前日比3.36ドル(0.01%)高の3万3984.93ドルとほぼ横ばいとなる一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は48.56ポイント(0.34%)安の1万4090.22ポイントと反落して取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策発表を28日に控えているほか、大型IT銘柄の決算が引け後に発表されるため、様子見ムードが広がっている。
 セクター別では、エネルギーや資本財など3業種が上昇する半面、コミュニケーションやヘルスケアなど8業種が軟調だった(同下落幅はすべて1%未満)。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.53%安と急落したほか、半導体大手のインテル(@INTC/U)が1.34%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が0.62%安と値を下げている。テスラについては、第1四半期決算で過去最高益を記録したものの、利益確定売りに押された。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)やネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)は27日引け後に決算発表を控えている(マイクロソフトは0.16%高、アルファベットは0.82%安と小動きで終了)。
 決算発表銘柄の動向はまちまち。物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(@UPS/U)が好決算で10.42%高と買われる半面、前述のテスラが売られ、工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)と医薬品大手のイーライリリー(@LLY/U)もそれぞれ2.59%、2.68%ずつ値をさげた。
 一方、景気正常化が進むなか、景気敏感株・バリュー株は堅調。石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が1.31%高、金融大手のウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が2.15%高、物流大手のフェデックス(@FDX/U)が4.26%高で引けた。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース