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2021/03/30 13:34

アルケゴスの資産投げ売り、米国株式市場の波乱要因に 無料記事

 先週末や週明けのNY株式市場では、タイガー・マネジメント出身のビル・ホワン氏によって創業された、アルケゴス・キャピタル・マネジメントに端を発した混乱が相場の波乱要因となった。アルケゴスを巡っては、保有していたバイアコムCBS(@VIAC/U)などの値下がりで損失が発生。金融機関から追証を求められたものの、応じることができず、保有していた200億ドル超の米国株・中国ADRが強制決済されている。先週末26日のNY株式市場では、米メディア大手のバイアコムCBS、ディスカバリー(@DISCA/U)の株価が一時、前日比27%超の急落を強いられた。
 アルケゴスを顧客としていた金融機関にも影響が及び、週明け29日にはクレディ・スイス(@CS/U)が11.50%安、野村ホールディングス(@NMR/U)が14.07%安と急落した。野村ホールディングスはこの日、「損失額が約20億ドルに上る」との試算を公表。クレディ・スイスは「損失額を算定するのは時期尚早」としながらも「第1四半期の業績に重大な影響をもたらす可能性がある」と説明している。
 CNBCなどによると、ゴールドマン・サックス(@GS/U)やモルガン・スタンレー(@MS/U)、ドイツ銀行などもアルケゴスを巡る取引に関与していたため、ポジション解消による損失が懸念されていた。ただ、ドイツ銀行の幹部は「アルケゴス関連のポジションは損失を被ることなく解消した。残りのポジションも適切に管理しているため、損失を被る可能性は低い」との見方を示している。


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