詳細
検索 (期間指定)
期間

2021/07/02 08:40

米国株大引け概況(詳報):ダウ3日続伸、ナスダックも小高い 無料記事

 1日のNY株式市場は、幅広い銘柄が買われる展開。主要指標のダウ平均は3日続伸し、前日比131.02ドル(0.38%)高の3万4633.53ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は小幅ながら反発し、18.43ポイント(0.13%)高の1万4522.38ポイントで終了している(S&P500指数は0.52%高の4319.94ポイントで過去最高値を更新)
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち生活必需品を除く10業種が上昇。なかでも、エネルギーセクターの上げが目立つ。原油高(WTI先物8月限の清算値は前日比2.4%高の1バレル75.23ドルと、2018年10月以来の高水準)を追い風に、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.40%上昇するなかでダウ平均の押し上げにも寄与した。また、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が3.31%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が3.25%高、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.06%高と急伸している。
 一方、生活必需品セクターの下落は、同セクターの中で時価総額最大のウォルマート(@WMT/U)が1.24%安に沈んだことによるもの。このほか、食品メーカーのゼネラル・ミルズ(@GIS/U)が1.17%安、化粧品のエスティ・ローダー(@EL/U)が0.31%安、飲料大手のコカ・コーラ・カンパニー(@KO/U)が0.28%安と値を下げた。
 他の個別動向では、ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(@WBA/U)が7.41%安と急落。この日発表された2021年度第3四半期決算は好結果だったが、第4四半期(6〜8月)に米国で新型コロナワクチンの接種回数が減少するとの見通しを示したことなどが嫌気されている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース