18日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比39.51ドル（0.15％）安の2万6080.10ドルと小幅ながら続落したが、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は32.52ポイント（0.33％）高の9943.05ポイントと5日続伸して引けた。
　この日発表された米経済指標はまちまち。6月のフィラデルフィア連銀景況指数が27.5と市場予想(約マイナス21.4)を上回る半面、週間の新規失業保険申請件数は150万8000件と市場予想(約129万件)より悪かった。
　他のマイナス材料としては、新型コロナウィルス新規感染者の増加傾向が挙げられる。テキサス州で一日当たり新規感染者や入院患者が増加しているほか、フロリダやアリゾナ、ノースカロライナなどでも感染の拡大が続いている(18日夕時点で、米国の累計感染者数は217万人を超えた)。
　ダウ平均構成銘柄では、アメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が1.73％安、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が1.14％安、ファイザー(@PFE/U)が0.95％安、ウォルマート(@WMT/U)が0.87％安と値を下げている。
　セクター別では、資本財がさえない。軍用機大手のノースロップ・グラマン(@NOC/U)とロッキード・マーチン(@LMT/U)が1.38％、0.97％ずつ下落したほか、鉄道輸送大手のCSX(@CSX/U)が0.61％安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が0.50％安と売られた。
　一方、ソフトウエア関連を中心に情報技術セクターは堅調。マイクロソフト(@MSFT/U)が1.07％上昇したほか、オラクル(@ORCL/U)が4.21％高、セールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が3.45％高、アドビ（@ADBE/U）が1.69％高と値を上げている。


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