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2021/06/03 08:36

米国株大引け概況(詳報):ダウ小幅続伸、ナスダックも買われる 無料記事

 2日のNY株式市場は、米経済活動の正常化への期待が続くなかで買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比25.07ドル(0.07%)高の3万4600.38ドルと小幅ながら5日続伸、ナスダック総合指数は19.85ポイント(0.14%)高の1万3756.33ポイントと反発して取引を終えた(S&P500指数は0.14%高の4208.12ポイント)。
 夏にかけて米国を中心に経済活動が進むと見られるなか、原油高でエネルギー関連銘柄が相場を支えた(WTI先物7月限の清算値は、前日比1.6%高の1バレル68.83ドル)。油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が7.68%高と急伸したほか、油田サービスのハリバートン(@HAL/U)が4.33%高、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.34%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.24%高と値を上げた。
 また、クレジットカード・決済サービス銘柄も高い。マスターカード(@MA/U)が1.96%高、ビザ(@V/U)が1.34%高、ペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)が1.12%高と上昇している。半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)とブロードコム(@AVGO/U)も買われ、それぞれ3.16%、1.16%ずつ値を上げた。
 ただ、4日に5月・米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが広がるなか、午後は積極的な売り買いが手控えられた。
 一方、「ミーム(meme)銘柄」と呼ばれる個人投資家に人気の銘柄が急騰。映画館チェーンのAMCエンターテインメント(@AMC/U)が95.22%高、家庭用品チェーン大手のベッドバス&ビヨンド(@BBBY/U)が62.11%高と大きく買われている。


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