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2021/06/18 08:36

米国株大引け概況(詳報):ダウ4日続落、ナスダックは反発 無料記事

 17日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は前日比210.22ドル(0.62%)安の3万3823.45ドルと4日続落して引けた。一方、ナスダック総合指数は121.67ポイント(0.87%)高の14161.35ポイントと3日ぶりに反発している。
 前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの予想時期が前倒しされたことを受け、資本財や素材関連株が売られた。ダウ平均構成銘柄では、建機のキャタピラー(@CAT/U)が3.55%安と急落したのをはじめ、素材化学のダウ(@DOW/U)が3.12%安、石油のシェブロン(@CVX/U)が2.37%安、航空機のボーイング(@BA/U)が1.25%安と
値を下げている。
 大手銀行を中心に金融銘柄も安い。米10年債利回りが一時1.47%まで低下するなか、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が6.10%安、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が4.37%安、シティグループ(@C/U)が3.64%安、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が2.89%安に沈んだ。
 一方、低金利が追い風になる情報技術セクターは高い。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)とアップル(@APPL/U)が1.37%、1.26%ずつ上昇したほか、画像処理半導体のエヌビディア(@NVDA/U)が4.76%高、電子決済サービスのペイパル・ホールディングス(@PYPL/U)が3.46%高と買われている。
 他の個別動向では、医療・環境・産業機器のダナハー(@DHR/U)が5.04%高と急伸。米未公開企業のアルデブロンを約96億ドルで買収すると発表したことがプラス材料だ。ノースダコタ州を拠点とするアルデブロンは、ワクチン向けのメッセンジャーRNA(mRNA)などの製造を手掛けている。


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