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2021/06/10 08:39

米国株大引け概況(詳報):ダウ3日続落、ナスダックは小安い 無料記事

 9日のNY株式市場は、米消費者物価指数(CPI)の発表を翌日に控えるなか、持ち高調整などで売られる展開。主要指標のダウ平均は前日比152.68ドル(0.44%)安の3万4447.14ドルと3日続落、ナスダック総合指数も売られて13.16ポイント(0.09%)安の13911.75ポイントと小幅ながら4日ぶりに反落して引けている
 5月・米CPIの発表を10日に控え、過去最高値(3万4777ドル)に近づいているダウ平均は高値警戒感から売られた。建機のキャタピラー(@CAT/U)が2.29%安、航空機のボーイング(@BA/U)が1.86%安、ホームセンターのホーム・デポ(@HD/U)スポーツが1.14%安、スポーツ用品のナイキ(@NKE/U)が1.13%安と値を下げた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が下落。なかでも、米長期金利が1.48%まで低下したことで金融セクターの下げが目立つ。ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が1.48%安、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.31%安、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.25%安、シティグループ(@C/U)が1.19%安と売られた。
 素材セクターも安い。鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が2.19%下落したほか、素材化学のダウ(@DOW/U)が0.78%安、工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が0.42%安と値を下げている。
 他の個別動向では、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が2.47%高と反発。「バイデン政権が同社から新型コロナワクチンを約5億回分を調達し、約100の低所得国に寄付することで合意した」と報じられたことが追い風だ。


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