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2021/04/19 08:35

大引け概況(詳報): 続伸、ダウとS&P500が最高値更新 無料記事

 先週末16日のNY株式市場は、景気正常化見通しが膨らむなかで買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比164.68ドル(0.48%)高の3万4200.67ドルと3日続伸したほか、 ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が13.58ポイント(0.10%)高の1万4052.34ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500も続伸。0.36%高の4185.47ポイントと買われ、ダウとともに過去最高値を連日で切り上げている。
 特段の新規材料は無かったものの、主要経済指標が好調に推移するなか、米景気回復を見込んだ買いが続いた。前日に3月の小売売上高や4月のNY連銀製造業景況指数がともに大きく上振れたほか、この日発表された3月の住宅着工件数も前月比19.4%増え、市場予想(約13.5%増)を上回っている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、(エネルギーと情報技術を除く)9業種が軒並み上昇した。なかでも一般消費財やヘルスケア、金融などの銘柄が堅調。ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が1.66%高、医薬品大手のファイザー(@PFE/U)が2.58%高、金融大手のウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.79%高と値を上げている。
 一方、情報技術セクターはやや弱含み。10年債利回りが前日に急低下した後、ほぼ横ばいで推移するなか、高安まちまちの商状だった。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.48%高、コンピューター・ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が2.25%高と買われる半面、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.39%安、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が1.04%安と値を下げている。


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