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2020/06/10 08:47

大引け概況(詳報):ダウ反落、ナスダックは最高値を更新 無料記事

 9日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比300.14ドル(1.09%)安の2万7272.30ドルと7日ぶりに反落したが、ナスダック総合指数は29.01ポイント(0.29%)高の9953.75ポイントと3日続伸するなかで過去最高値を連日で更新して引けた。
 前日まで6連騰していたダウ平均は、利益確定の売りに押されて全30銘柄のうち27銘柄が下落。上昇をけん引していた航空機のボーイング(@BA/U)が5.97%安に沈んだのをはじめ、航空・防衛のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が4.88%安、素材化学のダウ(@DOW/U)が3.24%安、建機のキャタピラー(@CAT/U)が2.56%安と売られた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が下落。なかでもエネルギーの下げが目立つ。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が2.23%、1.66%ずつ売られたほか、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が4.82%安、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が4.25%安、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が3.34%安と値を下げている。
 一方、ハイテク大手や半導体を中心に情報技術は高い。アップル(@APPL/U)が3.16%高、エヌビディア(@NVDA/U)が2.74%高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が6.46%高、マイクロソフト(@MSFT/U)が0.76%高と買われた。
 他の個別動向では、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が3.14%高と急伸。ゴールドマン・サックスが目標株価を220→250ドルに上方修正したことが好感されている(投資判断は「バイ」を継続)。


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