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2021/01/07 08:41

大引け概況(詳報):ダウ最高値を更新、「トリプルブルー」が追い風 無料記事

 6日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は続伸し、前日比437.80ドル(1.44%)高の3万829.40ドルと過去最高値を更新して終了した。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は反落し、78.17ポイント(0.61%)安の1万2740.79ポイントで引けている。
 民主党による「トリプルブルー」がほぼ決まったことを追い風に、ダウ平均構成銘柄は景気敏感株を中心に買われた(ジョージア州の上院決選投票で民主党候補が2議席を獲得する可能性が高まったことで、同党から大統領を選出するとともに上下両院で優位になった)。バイデン次期大統領が公約として大規模なインフラ整備を打ち出していることから、建機のキャタピラー(@CAT/U)が5.57%高、素材化学のダウ(@DOW/U)が4.71%高、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が3.22%高と急伸した。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が上昇。米長期金利が10カ月ぶりに1%台に上昇するなか、利ざや改善期待で金融の上げが目立つ。ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が7.08%上昇したのをはじめ、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が6.25%高、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が5.40%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が4.70%高と買われた。
 一方、ハイテク大手を中心に情報技術は下げがきつい。アップル(@APPL/U)が3.37%安、マイクロソフト(@MSFT/U)が2.59%安、エヌビディア(@NVDA/U)が5.90%安、アドビ(@ADBE/U)が3.99%安に沈んだ。
 他の個別動向では、植物性代替肉メーカーのビヨンドミート(@BYND/U)が6.69%安と急落。有力ブローカーによる投資判断と目標株価の引き下が逆風だ。


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