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2020/09/17 08:57

大引け概況(詳報):ダウ4日続伸、ナスダックは反落 無料記事

 16日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比36.78ドル(0.13%)高の2万8032.38ドルと小幅に4日続伸したが、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は139.85ポイント(1.25%)安の1万1050.47ポイントと3日ぶりに反落して引けた。
 この日のプラス材料は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを2023年末まで見送る方針が示されたこと。物価上昇や景気回復を後押しするとの期待で、景気敏感株の一角などが買われた。航空機のボーイング(@BA/U)が2.43%高、工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が1.77%高、建機のキャタピラー(@CAT/U)が1.69%高、統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が1.01%高と値を上げている。
 セクター別ではエネルギーの上げが目立つ。原油価格の急伸が好感されるなか(WTI先物10月限の清算値は、前日比4.9%高の1バレル40.16ドル)、エクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が4.25%、2.89%ずつ上昇したほか、シュルンベルジェ(@SLB/U)が5.38%高、ハリバートン(@HAL/U)が4.36%高、コノコフィリップス(@COP/U)が3.79%高と買われた。
 一方、大型ハイテク株を中心に情報技術は安い。このところの利益確定売りが続くなか、アップル(@APPL/U)が2.95%、マイクロソフト(@MSFT/U)が1.79%ずつ下落したほか、エヌビディア(@NVDA/U)が3.67%安、ペイパル(@PYPL/U)が2.75%安に沈んだ。
 他の個別動向では、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が3.27%安と急落。「米連邦取引委員会(FTC)が年内にも、同社を独占禁止法違反で訴える可能性がある」と報じられたことが逆風だ。


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