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2020/08/03 08:43

大引け概況(詳報): 上昇、大型IT銘柄が相場を下支え 無料記事

 先週末7月31日のNY株式市場は、好決算を発表した大型IT銘柄の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比114.67ドル(0.44%)高の26428.32ドルと反発し、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が157.46ポイント(1.49%)高の10745.27ポイントと3日続伸して取引を終えた(小型株を代表するラッセル2000は1.0%下落)。
 代表的な大型IT銘柄では、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が10.47%高、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が8.18%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.70%高と軒並み上昇。アップルは過去最高値を更新し、サウジアラムコを抜いて時価総額で世界トップに浮上している(フェイスブックも過去最高値を更新)。
 ただ、ダウ平均は終日ほぼマイナス圏で推移。コロナ対策法案を巡り与野党の審議がまだ続いていること、ミシガン大学が発表した7月の消費者態度指数(確報値)が下方修正されたことなどが重しとなっている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち、エネルギーや資本財など5業種が下落する半面、6業種が上昇した。前述した3銘柄(アップル、アマゾン、フェイスブック)を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションの3セクターは上げが目立っている。
 他の決算銘柄は値動きがまちまち。製薬大手のメルク(@MRK/U)が1.58%高、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が0.50%高と強含む一方、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が2.70%安、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.82%安、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.28%安と値を下げた。


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