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2020/04/22 09:03

大引け概況(詳報):ダウ続落、ナスダックも安い 無料記事

 21日のNY株式市場は、連日の原油安で売られる展開。主要指標のダウ平均は前日比631.56ドル(2.67%)安の2万3018.88ドル、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は297.50ポイント(3.48%)安の8263.23ポイントとそろって続落して終了した。
 WTI先物6月限の清算値がこの日、前日比で約43%安の1バレル11.57ドルに暴落したことが逆風(一時6ドル台まで下落)。価格がマイナスに落ち込んだ前日に続く急落を受け、投資家心理がさらに冷え込んだ格好だ。
 こうしたなか、幅広い銘柄に売りが波及した。ダウ平均構成銘柄では、保険大手トラベラーズ(@TRV/U)を除く29銘柄が下落。製薬大手メルク(@MRK/U)が5.46%安に沈んだのをはじめ、航空機大手ボーイング(@BA/U)が5.06%安、建機大手キャタピラー(@CAT/U)が4.14%安、金融大手ゴールドマン・サックス(@GS/U)が3.65%安と売られた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて下落。なかでも、大型ハイテク銘柄を中心に情報技術の下げがきつい。IT大手マイクロソフト(@MSFT/U)が4.14%下落したほか、半導体最大手インテル(@INTC/U)が4.76%安、ネットワーク機器大手シスコシステムズ(@CSCO/U)が4.68%安、IT機器大手アップル(@APPL/U)が3.09%安と値を下げている。
 他の個別動向では、ITグループ大手アイビーエム(@IBM/U)が3.03%安とさえない。前日引け後に発表された2020年1〜3月期業績で、売上高が前年同期を下回ったうえに市場予想に届かなかったことなどが嫌気された。


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