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2020/09/18 08:54

大引け概況(詳報):ダウ反落、ナスダックも安い 無料記事

 17日のNY株式市場は、軟調な米経済指標が嫌気される展開。主要指標のダウ平均は反落し、前日比130.40ドル(0.47%)安の2万7901.98ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も売られ、140.19ポイント(1.27%)安の1万910.28ポイントと続落している。
 この日発表された経済指標では、8月の住宅着工件数が市場予想を下回るとともに、年率換算で前月比5.1%減と4カ月ぶりにマイナスに転落した。またフィラデルフィア連銀の9月製造業景況指数も悪化し、前月の17.2から15.0に低下している。このほか、週間の失業保険申請件数も市場予想(約85万件)より多い86万件となった。新規申請件数の高止まりが続くなか、米雇用状況への懸念が強まった格好だ。
 ダウ平均構成銘柄では、ゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.91%安、セールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が2.42%安、ナイキ(@NKE/U)が1.88%安、アップル(@APPL/U)が1.59%安と売られた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種のうち8業種が下落。なかでもコミュニケーションサービスの下げが目立つ。「米当局から独占禁止法違反で提訴される可能性がある」と引き続き報じられているフェイスブック(@FB/U)が3.30%下落したのをはじめ、ネットフリックス(@NFLX/U)が2.42%安、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が1.66%安、ウォルト・ディズニー(@DIS/U)が1.42%安と値を下げている。
 一方、保険最大手のメットライフ(@MET/U)は4.49%高と急伸。「未上場の眼科保険運営企業を約16億7500万ドルで買収する」と発表したことが刺激材料だ。これにより眼科保険市場で米国3位に浮上するほか、EPSとフリーキャッシュフローの底上げが見込まれている。


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