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2020/08/04 08:37

大引け概況(詳報): 続伸、ナスダックは最高値を更新 無料記事

 週明け3日のNY株式市場は、大型IT株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比236.08ドル(0.89%)高の26664.40ドルと続伸したほか、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が157.53ポイント(1.47%)高の10902.80ポイントと4日続伸で取引を終えた。ナスダックは最高値を切り上げている。
 代表的な大型IT銘柄では、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.52%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が5.62%高と値を上げた。アップルは好決算や株式分割で先週末に急騰(10.47%高)した流れを継いだ格好だ。一方、マイクロソフトに関しては、ショート動画投稿アプリ「ティックトック」の買収を交渉していることで市場の注目が集まったようだ。
 このほか、半導体やバイオなど成長株の上昇も目立つ。半導体銘柄で構成されるSOX指数が1.91%高、バイオ銘柄で構成されるiシェアーズNASDAQバイオテクノロジーETF(@IBB/U)が3.13%高と買われた。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)とモバイル大手のクアルコム(@QCOM/U)がそれぞれ3.73%、4.28%ずつ上昇したほか、バイオ医薬品大手のギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)が3.16%高、遺伝子解析機器大手のイルミナ(@ILMN/U)が4.11%高で引けている。
 ただ、セクター別では高安まちまちの状態。S&P500全11業種のうち、情報技術やヘルスケアなど5業種が上昇する一方、公益や素材など6業種が下落した。再生エネルギーのネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.11%安、電力大手のデューク エナジー(@DUK/U)が1.10%安と弱含んでいる。また、消費セクターの一角も安い。スポーツ用品大手のアンダーアーマー(@UAA/U)が8.08%安、アパレル大手のカプリ・ホールディングス(@CPRI/U)が6.48%安、クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が5.84%安と値を下げた。



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