2022/07/19 09:02
米国株週間相場見通し:神経質な値動きか
今週のNY株式市場は、内部環境の不透明感で神経質な値動きとなりそうだ。
米国の金融引き締め加速観測は依然として根強い。先週末のマーケットは過度な懸
念が後退する展開となったが(金融通当局者が14日、「7月の利上げ幅は0.75%を支
持する」と述べたことや、ミシガン大学消費者マインド指数で長期インフレ期待が7
月初旬に予想以上に低下したことなどが要因。これにより、7月の1%利上げ確率は2
割程度に低下)、6月のCPIやPPIがそろって市場予想を上回るなど、なお予断を許
さない状況が続く。実際、ブラード・セントルイス総裁は15日、「FOMCは年末まで
に政策金利を3.5%ではなく、3.75〜4%のレンジに引き上げる必要がある」と主張
し、利上げ加速余地に含みを残した。
また今週、7月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数や6月の中古住宅販売など、
景気動向を占う重要経済指標の発表が相次ぐ点にも注意を要する。
さらに、主要企業の4〜6月期決算にも不透明感がある。先週発表された大手金融機
関数社(JPモルガンやモルガンスタンレーなど)の業績が厳しい内容だったため、
今週発表されるテスラやIBMの決算も警戒される可能性がある。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米国の金融引き締め加速観測は依然として根強い。先週末のマーケットは過度な懸
念が後退する展開となったが(金融通当局者が14日、「7月の利上げ幅は0.75%を支
持する」と述べたことや、ミシガン大学消費者マインド指数で長期インフレ期待が7
月初旬に予想以上に低下したことなどが要因。これにより、7月の1%利上げ確率は2
割程度に低下)、6月のCPIやPPIがそろって市場予想を上回るなど、なお予断を許
さない状況が続く。実際、ブラード・セントルイス総裁は15日、「FOMCは年末まで
に政策金利を3.5%ではなく、3.75〜4%のレンジに引き上げる必要がある」と主張
し、利上げ加速余地に含みを残した。
また今週、7月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数や6月の中古住宅販売など、
景気動向を占う重要経済指標の発表が相次ぐ点にも注意を要する。
さらに、主要企業の4〜6月期決算にも不透明感がある。先週発表された大手金融機
関数社(JPモルガンやモルガンスタンレーなど)の業績が厳しい内容だったため、
今週発表されるテスラやIBMの決算も警戒される可能性がある。
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