26日のNY株式市場は、「ソフトランディング」が期待されるなか、大型ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比205.57ドル（0.61％）高の3万3949.41ドルと5日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が199.05ポイント（1.76％）高の1万1512.41ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、44.21ポイント（1.10％）高の4060.43ポイントと反発している。
　前日引け後に発表された電気自動車大手テスラ(@TSLA/U)の業績が上振れたほか、強い見通しを示したことを受け、企業業績を巡る懸念がやや後退した。石油大手シェブロン(@CVX/U)が発表した巨大な自社株買い計画（750億ドル）も投資マインドの改善に寄与している。第4四半期（10〜12月）GDP成長率など、朝方発表された一連の経済指標は軒並み上振れる結果で、利上げ停止が遠のく恐れがあるものの、景気後退懸念がやや薄らいでいる。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇（生活必需品のみ逆行安）。なかでもエネルギーのほか、大型ハイテク株が含まれる一般消費財、コミュニケーション、情報技術の上げが目立った。前述のテスラが10.97％高と急騰したほか、EC大手の アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.10％高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.42％高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が4.10％高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が3.07％高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.48％高と軒並み上昇している。また、前述したシェブロンが4.86％高と急伸したほか、同業のエクソン・モービル(@XOM/U)も4.02％高と連れ高した。


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