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2023/01/10 11:03

2023年の米株相場に良い兆しか、S&P500の「年初5営業日」はプラスに 無料記事

 米国株式市場では、「年初5営業日の相場がその年の動向を占う」との見方がある。1950年以降のデータに基づく市場のアノマリー等を分析した「ストックトレーダーズ・アルマナック(Stock Trader’s Almanac)」によると、S&P500指数が年初の5営業日に上昇した場合、年末までに83%の確率で上昇して終えているという(上昇幅の平均は14%)。
 S&P500指数は今年、3〜6日と週明け9日の年初5営業日で1.36%高の3892.09ポイントに上昇した。CNBCによると、こうした統計データは投資判断の理由として十分でないかもしれないが、多くの投資家が良い兆しに安堵しているという。
 とはいえ、ブローカーの多くは、2023年の動向(特に上半期)について慎重スタンス。米金融当局がインフレ抑制に向けて積極的な金融引き締めを進めるなか、景気後退リスクが最も警戒されている。金利のピーク、GDPや企業利益(EPS)の落ち込みに投資家が慣れるまで、不安定な市況になると見込まれているという。


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