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2020/01/07 08:42

大引け概況(詳報): 反発、IT銘柄が高い 無料記事

 週明け6日のNY株式市場は、前日の下げを受けた値ごろ感で買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前営業日比68.50ドル(0.24%)高の28703.38ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が50.70ポイント(0.56%)高の9071.47ポイントとそろって反発して取引を終えた。
 中東情勢の緊迫化を受けて前営業日に反落していたものの(この日の朝方もマイナス圏で推移)、大型IT銘柄を中心に買い戻しが優勢になった。先週末に米国・イラン間の関係悪化が取り沙汰されていたが、米経済の動向や米企業の収益見通しにあまり影響しないと受け止められた格好だ。株価が戻したほか、供給不安で買われていた原油先物が上げ幅を縮め、市場の不安心理を表すVIX指数も反落している。
 S&P500全11業種のうち8業種が上昇。なかでも大型IT銘柄の代表格「FAANG」が上げをけん引し、SNS大手のフェイスブック(@FB/U)が1.88%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.49%高、IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が0.80%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が3.05%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.67%高と買われた。
 このほか、顧客管理ソフト大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が過去最高値を更新。ブローカーの格上げで4.38%上昇した。他のクラウド銘柄も上昇し、スラックテクノロジーズ(@WORK/U)が4.72%高、ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(@ZM/U)が4.52%高で引けている。
 中東情勢の悪化に伴う対米サイバー攻撃が警戒されるなか、ネットセキュリティ銘柄も上げが目立つ。クラウドストライク・ホールディングス(@CRWD/U)とサイバーアーク・ソフトウェア(@CYBR/U)がそれぞれが8.59%、4.91%ずつ上昇した。



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