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2020/02/27 08:38

大引け概況(詳報):ダウ5日続落、ナスダックは小反発 無料記事

 26日のNY株式市場は、新型肺炎の世界的な感染拡大が続くなかで軟調な展開。主要指標のダウ平均が5日続落し、前日比123.77ドル(0.46%)安の2万957.59ドルで引けた。ナスダック総合指数は小幅ながら5日ぶりに反発したが、15.16ポイント(0.17%)高の8980.77ポイントと引けにかけて失速して終了している。
 米国で疾病対策センター(CDC)が「国内での感染拡大は避けられない」との認識を示したほか、食品医薬品局(FDA)高官も「パンデミックになる可能性に備える必要がある」と警告したことなどが嫌気された。また、中南米で初となるブラジルの感染者が確認されたことも逆風だ。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち10業種が下落。なかでも、原油安でエネルギーの下げが目立つ(WTI先物4月限の清算値は、前日比2.3%安の1バレル48.73ドル)。石油大手のシェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が2.65%、2.19%ずつ下落したほか、石油・天然ガス開発企業のEOGリソーシズ(@EOG/U)が5.66%安、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が4.94%安、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が3.21%安と売られた。
 このほか、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が3.76%安に沈んだ。前日引け後に、ロバート・アイガー最高経営責任者(CEO)の退任を発表したことがマイナス材料視されている。
 一方、ハイテク大手を中心に情報技術は高い。IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.59%上昇したほか、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.25%高、画像処理半導体大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.14%高、ソフトウェア大手のアドビ(@ADBE/U)が1.02%高と値を上げた。
 


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