25日のNY株式市場は、好決算銘柄を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比26.83ドル（0.08％）高の3万5438.07ドルと小幅に12日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が85.69ポイント（0.61％）高の1万4144.56ポイントと続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、12.82ポイント（0.28％）高の4567.46ポイントと3日続伸して引けている。
　決算発表が増えるなか、決算内容が期待されている銘柄、好決算を発表した銘柄などが買われた。例えば製紙メーカー大手のパッケージング・コープ・オブ・アメリカ(@PKG/U)が10.08％高、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が6.27％高、工業用素材・事務用品大手のスリーエム(@MMM/U)が5.33％高、塗料メーカー大手のシャーウィン・ウィリアムズ(@SHW/U)が2.96％高と値を上げている。また、25日から始まった連邦公開市場委員会(FOMC)で今後の政策方針がどうなるかにも市場の注目が集まっている（結果は26日に発表予定）。
　セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が上昇。大型ハイテク株を含む情報技術やコミュニケーション、景気敏感セクターの素材、エネルギーなどが買われた。引け後に決算発表を予定しているIT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.70％高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.75％高と強含んだほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.39％高、半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.82％高と値を上げている（SOX指数は1.70％高）。景気敏感銘柄では、石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が1.27％高、鉄鋼大手のニューコア(@NUE/U)が3.74％高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.78％高と買われた。
　一方、金融や一般消費財など6業種は弱含み。金融大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)とウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)がそれぞれ1.53％、2.02％ずつ下落したほか、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.41％安、自動車大手のゼネラル・モーターズ(@GM/U)が3.51％安と売られている。


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