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2020/01/20 08:59

大引け概況(詳報): ダウ5日続伸、主要3指数が最高値切り上げ 無料記事

 先週末17日のNY株式市場は、世界景気の改善期待で買いが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比50.46ドル(0.17%)高の29348.10ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が31.81ポイント(0.34%)高の9388.94ポイントとそろって続伸して取引を終えた(ダウ平均が5日続伸、ナスダックが3日続伸)。S&P500指数も買われ、主要3指数が軒並み最高値を切り上げている。
 国内外で経済指標が上向いていることが好材料。米国の2019年12月・住宅着工数が前月比16.9%増(市場予想:約1.1%増)を記録したほか、中国でも12月の鉱工業生産が市場予想を上回っている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が上昇。なかでもIT・ネットセクターの上げが目立つ。IT端末大手のアップル(@AAPL/U)が1.11%高、検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.02%高、モバイル半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が4.49%高と値を上げた。アップルとアルファベットについては、モルガン・スタンレーとUBSがそれぞれ目標株価を上昇修正したことがプラス材料視されている(クアルコムはシティが格上げ)。
 他の個別動向では、航空機大手のボーイング(@BA/U)が2.36%安。運航停止中の「737MAX」に関し、ソフトウェアの新たな問題が見つかったため、「運航再開が一段と遅れる」との見方が強まったことが逆風だ。
 なお週明け20日は、キング牧師記念日で休場となる。


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