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2020/11/09 08:51

大引け概況(詳報): ダウ小反落、ナスダックは小幅ながら5日続伸 無料記事

 先週末6日のNY株式市場は、小幅なレンジ内でもみ合う展開。主要指標のダウ平均が前日比66.78ドル(0.24%)安の28323.40ドルと小反落する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が4.30ポイント(0.04%)高の11895.23ポイントと小幅ながら5日続伸で取引を終えた。
 10月の雇用統計が上振れたものの、各指数が4日続伸していただけに、高値警戒感で買いが手控えられた。10月の非農業部門・就業者数は前月から63万8000人増え(市場予想:約58万人)、同失業率も6.9%(前月比↓1.0ポイント)と市場予想(約7.6%)より低下している。労働市場が6カ月連続の改善をみせるなど、「追加景気対策法案はより小規模にするべき」という共和党上院の主張に説得力を持たせる内容だ。
 S&P500全11業種のうち5業種が上昇する一方、6業種が下落した。エネルギーや金融などが売られる半面、生活必需品や情報技術が強含んだ。エネルギー株の下げが目立ち、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.37%安、コノコフィリップス(@COP/U)が3.09%安、EOGリソーシズ(@EOG/U)が2.87%安と値下がりしている。銀行大手のウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)やU.S. バンコープ(@USB/U)も1.88%、3.19%ずつ下落した。
 一方、半導体銘柄は上昇。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.84%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が3.47%高、半導体設備大手のラムリサーチ(@LRCX/U)が2.43%高で引けた。
 好決算銘柄も高い。通信キャリア大手のT モバイル US(@TMUS/U)が5.37%高、総合ヘルスケア大手のCVSヘルス(@CVS/U)が5.76%高、モバイル決済大手のスクエア(@SQ/U)が13.04%高と値を上げた。


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