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2023/02/06 08:42

米国株大引け概況(詳報): 反落、強い雇用統計で利上げ継続懸念が再燃 無料記事

 先週末3日のNY株式市場は、予想よりも強い経済指標で早期利上げ停止観測が後退するなか、ハイテク株を中心に売りに押される展開。主要指標のダウ平均が前日比127.93ドル(0.38%)安の3万3926.01ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が193.86ポイント(1.59%)安の1万2006.96ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、43.28ポイント(1.04%)安の4136.48ポイントと反落している。
 朝方発表された1月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比で51万7000人増え、市場予想(約18万8000人増)を大きく上回った。ISM非製造業景況指数も55.2(前月比↑6.0ポイント)と市場予想(約50.5)を上回っている。「インフレ鈍化の兆しを受け、近いうちに米連邦準備理事会(FRB)が利上げを停止する」との期待がやや後退するなか、ドル指数が上昇するとともに、2年債利回りと10年債利回りがそれぞれ4.29%(↑0.19ポイント)、3.52%(↑0.13ポイント)と急上昇した。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて下落。なかでも業績やガイダンスが振るわなかったハイテク株の売りが目立ち、大型ハイテク株が含まれる一般消費財、コミュニケーション、情報技術の3業種が大きく下落した。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.44%高と4日続伸したものの、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.75%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が8.43%安と売られている。ハイテク株以外では、コーヒーチェーン大手のスターバックス(@SBUX/U)が4.44%安、自動車大手のフォード・モーター(@F/U)が7.61%安と急落した。


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