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2022/11/15 08:46

米国株大引け概況(詳報):3日ぶりに反落、利益確定売りに押される 無料記事

 週明け14日のNY株式市場は、利益確定の売りに押される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって3日ぶりに反落し、それぞれ前営業日比211.16ドル(0.63%)安の3万3536.70ドル、127.11ポイント(1.12%)安の1万1196.22ポイントで取引を終えた。
 米主要経済統計の発表などがなかったため、手掛かり難の状況。前週に10月米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回ったことで3指数は急伸していたが、この日は引けにかけて短期的な利益確定の売りに押されている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち、ヘルスケアを除く10業種が下落。なかでも、一般消費財セクターの下げが目立つ。電気自動車のテスラ(@TSLA/U)が2.56%安、ホームセンターのホーム・デポ(@HD/U)が2.55%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.28%安、スポーツ用品大手のナイキ(@NKE/U)が1.60%安と売られた。
 商業銀行を中心に、金融セクターも安い。シティグループ(@C/U)が2.33%安、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.69%安、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が1.43%安、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.03%安と値を下げている。
 一方、医薬品大手のバイオジェン(@BIIB/U)は3.32%高。アルツハイマー病治療薬の開発で競合するスイスのロシュが、2つの臨床試験で有意義な結果を得られなかったことが支援材料だ。


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