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2020/09/10 08:37

大引け概況(詳報):ダウ4日ぶり反発、ナスダックも上昇 無料記事

 9日のNY株式市場は、ハイテク株を中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって4日ぶりに反発し、それぞれ前日比439.58ドル(1.60%)高の2万7940.47ドル、293.87ポイント(2.71%)高の1万1141.56ポイントで取引を終えた。
 この日は、足元で大きく売り込まれていたハイテク株を中心に押し目買いが入った(前日までの3営業日で、ナスダックは1200ポイント超の下落を記録)。マイクロソフト(@MSFT/U)が4.26%上昇したほか、アップル(@APPL/U)が3.99%高、アマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.77%高、エヌビディア(@NVDA/U)が6.73%高と値を上げている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて上昇。ハイテク関連を除くと素材の上げが目立つ。産金のニューモント・ゴールドコープ(@NEM/U)が3.65%高、素材化学のダウ(@DOW/U)が2.71%高、衛生・清掃業務用品のエコラボ(@ECL/U)が2.59%高、特殊化学品のアルベマール(@ALB/U)が2.45%高と買われた。
 一般消費財も高い。ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)とホーム・デポ(@HD/U)が3.77%、2.89%ずつ上昇したほか、家電量販店のベスト・バイ(@BBY/U)が3.41%高、スポーツ用品のナイキ(@NKE/U)が1.93%高と値を上げている。
 一方、宝飾品ブランド大手のティファニー(@TIF/U)は6.44%安と急落。仏LVMHが「合意していた買収計画を撤回する」と発表したことが逆風だ(ティファニーは契約の順守を求め、米国の裁判所にLVMHを提訴している)。


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