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2023/06/27 08:39

米国株大引け概況(詳報): 続落、大型ハイテク株が安い 無料記事

 週明け26日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に利益確定売りが優勢な展開。主要指標のダウ平均が前営業日比12.72ドル(0.04%)安の3万3714.71ドルと6日続落し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が156.74ポイント(1.16%)安の1万3335.78ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、19.51ポイント(0.45%)安の4328.82ポイントと続落して引けている。一方、小型株を代表するラッセル2000指数は、1.63ポイント(0.09%)高の1823.26ポイントと小幅に反発した。
 株価の調整ムードが続く状態。主要3指数の週間連騰記録が先週止まったこともあり、プラス圏で寄り付いたこの日も次第に売りが優勢になった。過半のセクターが上昇したが、大型ハイテク株の下落が指数の動向に影響している。週末にロシアで民間軍事グループによる短期的な反乱が発生したことも、(状況の不透明感から)買いを手控えさせた可能性がある。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち5業種が下落(6業種は上昇)。大型ハイテク株が含まれるコミュニケーション、一般消費財、情報技術の3セクターが軒並み1%超の下落率を強いられた。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が3.27%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が3.55%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が6.06%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.55%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.74%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.92%安と値を下げている。アルファベットとテスラに関しては、ブローカーによる格下げが悪材料だった。
 一方、エネルギーや素材、資本財など景気敏感セクターは高い。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.85%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が2.35%高、物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(@UPS/U)が2.04%高と値を上げた。


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