今週のNY株式市場は、金融政策を巡る不透明感が残る中で揉み合う展開が想定される。
　次回FOMCでの利上げはないとする見方が支配的になる半面、パウエルFRB議長が先週「更なる金融引き締めが正当化される可能性がある」と述べたことで、足元のマーケットでは将来の金利高止まり継続が意識される流れ。これにより、19日の債券市場で10年債利回りは一時、大台の5％を突破した（20日は4.9％台）。
　FRB高官の発言が控えられる今週は、経済指標の内容に左右されやすい展開か。10月のS&P製造業・非製造業PMIなどに注目が集まろう。いずれにせよ、今月末から来月初にかけのFOMCを前に慎重スタンスが強まりやすい地合いだ。


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