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2023/04/12 08:46

米国株大引け概況(詳報): ダウ小幅続伸、ナスダックは続落 無料記事

 11日のNY株式市場は、大型ハイテク株が売られ、景気敏感株が強含む展開。主要指標のダウ平均が前日比98.27ドル(0.29%)高の3万3684.79ドルと小幅に4日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が52.48ポイント(0.43%)安の1万2031.88ポイントと続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は0.17ポイント(0.00%)安の4108.94ポイントとほぼ横ばいだった。
 翌日(12日)の3月消費者物価指数(CPI)、13日の3月生産者物価指数(PPI)などの発表を待つなか、やや様子見ムードが広がる状況。5月初の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて金融政策の動向のほか、今週末に銀行大手から始まる第1四半期決算の動向も注視されている。債券はほぼ横ばい。2年債利回りが4.02%(↑0.01ポイント)、10年債利回りが3.43%(↑0.01ポイント)となった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。エネルギーや素材、資本財など景気敏感セクターを中心に強含んだ。建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.35%高、金融大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.76%高、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が2.20%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が2.49%高と買われている。
 一方、情報技術とコミュニケーションの2業種は下落。前日に続き、大型ハイテク株が売られ、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.27%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.76%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.02%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.20%安と値を下げた。


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