2023/04/11 08:52
米国株大引け概況(詳報): ダウ小幅続伸、ナスダックは小反落
3連休明け10日のNY株式市場は、薄商いの中で小動きの展開。主要指標のダウ平均が前営業日比101.23ドル(0.30%)高の3万3586.52ドルと3日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が3.60ポイント(0.03%)安の1万2084.36ポイントと小反落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、4.09ポイント(0.10%)高の4109.11ポイントとほぼ横ばいで引けている。小型株を代表するラッセル2000指数は、17.98ポイント(1.03%)高の1772.44ポイントと続伸した。
ハイテク株を中心に下落して始まったものの、引けにかけて戻した(ダウ平均とS&P500はプラス転換)。休場だった先週末7日に発表された3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比23万6000人増と市場予想(約23万人増)を上回り、平均時給が前年同月比で4.2%伸びる(市場予想:約↑4.3%増)という結果。先週に労働市場の弱体化が警戒されたものの、労働市場の底堅さとインフレの鈍化を改めて示した。米金融当局が5月初に利上げをするとの予想を再び高めているものの、投資家の焦点は今週発表される3月の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)、今週末に銀行大手から始める第1四半期決算に移りつつある。
セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。資本財やエネルギー、素材など景気敏感セクターを中心に強含んだ。建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が3.04%高、農機大手のディア(@DE/U)が2.08%高、物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(@UPS/U)が0.89%高、素材化学大手のダウ(@DOW/U)が2.10%高、肥料大手のCFインダストリーズ(@CF/U)が3.15%高と値を上げている。このほか、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が8.04%高と急騰するなど、半導体銘柄の一角が買われた(SOX指数は1.80%高)。
一方、コミュニケーション、情報技術、公益など5業種は弱含み。引けにかけて戻したものの大型ハイテク株が売られ、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.60%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.76%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.83%安と値を下げた。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ハイテク株を中心に下落して始まったものの、引けにかけて戻した(ダウ平均とS&P500はプラス転換)。休場だった先週末7日に発表された3月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比23万6000人増と市場予想(約23万人増)を上回り、平均時給が前年同月比で4.2%伸びる(市場予想:約↑4.3%増)という結果。先週に労働市場の弱体化が警戒されたものの、労働市場の底堅さとインフレの鈍化を改めて示した。米金融当局が5月初に利上げをするとの予想を再び高めているものの、投資家の焦点は今週発表される3月の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)、今週末に銀行大手から始める第1四半期決算に移りつつある。
セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が上昇。資本財やエネルギー、素材など景気敏感セクターを中心に強含んだ。建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が3.04%高、農機大手のディア(@DE/U)が2.08%高、物流大手のユナイテッド・パーセル・サービス(@UPS/U)が0.89%高、素材化学大手のダウ(@DOW/U)が2.10%高、肥料大手のCFインダストリーズ(@CF/U)が3.15%高と値を上げている。このほか、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が8.04%高と急騰するなど、半導体銘柄の一角が買われた(SOX指数は1.80%高)。
一方、コミュニケーション、情報技術、公益など5業種は弱含み。引けにかけて戻したものの大型ハイテク株が売られ、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.60%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.76%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.83%安と値を下げた。
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