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2022/12/22 08:37

米国株大引け概況(詳報):続伸、有力企業の決算を好感 無料記事

 21日のNY株式市場は、有力企業の決算を好感して買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって続伸し、それぞれ前日比526.74ドル(1.60%)高の3万3376.48ドル、162.26ポイント(1.54%)高の1万709.37ポイントで取引を終えた。
 前日引け後に発表された大手企業の好決算が追い風。スポーツ用品大手ナイキ(@NKE/U)の2022年9〜11月期は北米をはじめ主要地域で売り上げが好調に推移するなか、売上高と希薄化後EPSが上振れた。ナイキは12.18%高と急伸し、ダウ平均をけん引している。また、物流大手フェデックス(@FDX/U)の22年9〜11月期は調整後EPS(非GAAP)が市場予想を上回った。23年度中に積極的なコスト削減を進めると表明したことも好感され、フェデックスは3.45%高で引けている。
 米経済指標の改善も支援材料だ。12月の米消費者信頼感指数は108.3と市場予想(約101.0)を大きく上回り、今年4月以来8カ月ぶりの高水準を記録した。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種すべてが上昇。なかでも、エネルギーセクターの上げが目立つ。石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が3.22%高、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が3.00%高、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が2.78%高と買われた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)も堅調で、1.28%、1.18%ずつ値を上げている。
 資本財セクターも高い。航空機大手のボーイング(@BA/U)が4.09%高と急伸したのをはじめ、重電大手のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が3.30%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.80%高、鉄道大手のユニオン・パシフィック(@UNP/U)が1.47%高と買われた。


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