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2020/06/15 08:39

大引け概況(詳報):ダウ反発、ナスダックも上昇 無料記事

 先週末12日のNY株式市場は、前日に急落した反動で買い戻される展開。主要指標のダウ平均は前日比477.37ドル(1.90%)高の2万5605.54ドル、ナスダック総合指数は96.08ポイント(1.01%)高の9588.81ポイントとそろって反発して終了した。
 11日に1861ドル下げていたダウ平均は、値ごろ感から幅広い銘柄が買い戻されている。航空機のボーイング(@BA/U)が11.48%高と急伸したほか、素材化学のダウ(@DOW/U)が5.01%高、航空・防衛のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が4.01%高、ITグループのアイビーエム(@IBM/U)が3.30%高と値を上げた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種のうち9業種が上昇。なかでも、利ざや改善期待で金融の上げが目立つ。米長期金利が上昇するなか(一時約0.70%を記録)、シティグループ(@C/U)が7.98%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が4.41%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が3.55%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が2.74%高と買われた。
 航空大手を中心に資本財も高い。ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(@UAL/U)が19.03%高と急騰したほか、アメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が16.41%高、デルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が11.88%高、サウスウェスト・エアラインズ(@LUV/U)が9.26%高と軒並み上昇している。
 他の個別動向では、ソフトウェア大手アドビ(@ADBE/U)が4.87%高と急伸。前日に発表された3〜5月期決算で、前年同期を74%上回る大幅増益を達成したことや、調整後の希薄化後EPSが市場予想を上回ったことなどが追い風だ。


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