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2024/08/19 08:50

米国株大引け概況(詳報): 小幅高、ナスダックは7日続伸 無料記事

 先週末16日のNY株式市場は、やや強含む展開。主要指標のダウ平均が前日比96.70ドル(0.24%)高の4万659.76ドルと4日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が1万7631.72ポイントと7日続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、11.03ポイント(0.20%)高の5554.25ポイントと7日続伸で終了。7月につけた最高値から約2%ほどの水準まで回復している。
 良好な経済指標で、景気後退懸念が後退する流れが継続中。8月に入って7月雇用統計が悪かったことが懸念につながっていたものの、15日発表された7月小売売上高が大きく上振れ、週間新規失業保険申請件数も前週から減った。この日発表された8月の消費者態度指数(速報値)も66.4→67.8に上昇し、市場予想(約66.9)を上回っている。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は14.80(↓0.43)と下げ基調を続けた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇(資本財やエネルギーなど3業種は弱含み)。金融、公益、情報技術などのセクターが強含んだ。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.40%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.59%高、金融大手のJPモルガン・チェース(@JPM/U)が1.14%高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.50%高と値を上げている。
 他の個別動向では、半導体装置大手のアプライド・マテリアルズ(@AMAT/U)が1.85%下落。最新決算が上振れたものの、株価の反応は否定的だった。同業のラム・リサーチ(@LRCX/U)や検査装置大手のKLA(@KLAC/U)もそれぞれ2.13%、1.99%ずつ下がっている。


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