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2023/12/27 08:57

米国株大引け概況(詳報): 上昇、S&P500とナスダックは3日続伸 無料記事

 3連休明け26日のNY株式市場は、薄商いながらも上昇基調を続ける展開。主要指標のダウ平均が前日比159.36ドル(0.43%)高の3万7545.33ドルと反発し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が81.60ポイント(0.54%)高の1万5074.57ドルと3日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、20.12ポイント(0.42%)高の4774.75ポイントと3日続伸で終了(2022年1月につけた過去最高値4796.56ポイントに接近)。小型株を代表するラッセル2000指数も、25.23ポイント(1.24%)高の2059.19ポイントと3日続伸で引けた。
 例年強含む傾向にある「サンタクロースラリー(年度末最後の5営業日+新年の最初の2営業日)」の期間に入った。年末年始を控えて市場参加者が少なくなるが、早期利下げや「ソフトランディング」への期待もあり、ポジティブな値動きが続いている状況だ。また、季節要因に加え、この日はバイオテクノロジー業界でM&Aの動きが相次いだことも相場の支援材料となった。
 セクター別では、S&P500全11業種が全て上昇。上昇率が全て1%未満にとどまるが、エネルギーや資本財、公益、生活必需品などのセクターが強含んだ。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が0.90%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が1.81%高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.77%高、飲料大手のペプシコ(@PEP/U)が0.70%高で引けている。また、半導体関連銘柄の上げが目立ち、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が2.73%高、インテル(@INTC/U)が5.21%高と値を上げた(SOX指数は1.81%高)。
 他の個別材料では、バイオ医薬品大手のブリストル・マイヤーズ・スクイブ(@BMY/U)が1.61%安。先週末に発表したカルナ・セラピューティクス(@KRTX/U)の買収に続き、レイズバイオ(@RYZB/U)の買収も発表した。同業英アストラゼネカ(@AZN/U)もグレイセル・バイオテクノロジーズ(@GRCL/U)の買収を発表するなど、同業界ではM&Aの動きが加速中だ。


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