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2024/04/30 08:58

米国株大引け概況(詳報): 続伸、テスラが急騰 無料記事

 週明け29日のNY株式市場は、先週末のリバウンドの勢いを継ぐ展開。主要指標のダウ平均が前営業日比146.43ドル(0.38%)高の3万8386.09ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が55.18ポイント(0.35%)高の1万5983.08ポイントとそろって続伸して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、16.21ポイント(0.32%)高の5116.17ポイントと続伸して引けている。
 企業決算や金利動向などが引き続き注目されている状態。今週は主要企業の決算発表が佳境に入るほか、1日には連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が分かる見通しだ。また、4月のISM製造業景況観指数や4月の雇用統計の発表も控えている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が軒並み上昇。一般消費財や公益のほか、景気動向に敏感な素材、資本財、エネルギーなどのセクターが買われた。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が15.31%高と急伸したほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.48%高、発電設備大手のGEベルノバ(@GEV/U)が3.88%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が3.78%高、航空機大手のボーイング(@BA/U)が3.75%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.42%高と値を上げている。テスラに関しては、中国の公道データ収集に絡んで中国IT大手のバイドゥ(百度、@BIDU/U)と提携したことが刺激材料となった。
 一方、コミュニケーション(↓約2%)と金融の2業種は下落。ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)とSNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)がそれぞれ3.33%、2.41%ずつ値を下げている。


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