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2024/06/19 08:58

米国株大引け概況(詳報): 小幅続伸、ナスダックとS&P500は最高値 無料記事

 18日のNY株式市場は、半導体銘柄中心に買いが続く展開。主要指標のダウ平均が前日比56.76ドル(0.15%)高の3万8834.86ドルと小幅続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が5.21ポイント(0.03%)高の1万7862.23ポイントと僅かながら7日続伸で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、13.80ポイント(0.25%)高の5487.03ポイントと続伸で終了。ナスダックとS&P500はともに連日で過去最高値を更新した。
 翌19日の休場(ジューンティーンスの祝日)を控えるなか、売りに押される場面もあったものの、小幅ながら騰勢が続いた形。一部大型ハイテク株が弱含む一方、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.51%高と買われて相場を支えた。エヌビディアの時価総額はマイクロソフト(@MSFT/U)を抜き、初めて世界首位に浮上している。
 市場予想を下回る5月小売売上高を受けて、米国債は上昇。長期金利を代表する10年債利回りが4.22%(↓0.06ポイント)に低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇。金融、情報技術のほか、景気動向に敏感なエネルギー、資本財などのセクターが強含んだ(上昇幅は全て0.7%未満)。前述したエヌビディアのほか、モバイル向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が2.19%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.80%高と上昇している(SOX指数は1.35%高)。サーバー関連銘柄も買われ、デル・テクノロジーズ(@DELL/U)が5.01%高、スーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が3.67%高、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(@HPE/U)が0.83%高と値を上げた。
 一方、コミュニケーションや一般消費財など3業種は下落。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.10%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.30%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が1.41%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.38%安と値を下げている。


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