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2024/07/25 08:50

米国株大引け概況(詳報): 大幅続落、ナスダックは3.6%安 無料記事

 24日のNY株式市場は、大型ハイテク株が総崩れになる展開。主要指標のダウ平均が前日比504.22ドル(1.25%)安の3万9853.87ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が654.94ポイント(3.64%)安の1万7342.41ポイントと大幅続落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、128.61ポイント(2.31%)安の5427.13ポイントで終了。小型株を代表するラッセル2000指数も、47.89ポイント(2.14%)安の2195.37ポイントで引けている。
 大型ハイテク株の決算発表で先陣を切ったネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が発表後に急落したことがマイナス材料。それぞれ5.03%、12.34%ずつ下落し、他の大型ハイテク株も連れ安する流れとなった。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は18.04(↑3.32)と急上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が下落(公益、ヘルスケアなど4業種は上昇)。大型ハイテク株を含む情報技術(↓4%超)、一般消費財(↓4%弱)、コミュニケーション(↓4%弱)の下げが目立った。上述したアルファベット、テスラのほか、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が6.80%安、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が7.59%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が3.58%安、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が5.61%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.99%安と値を下げている(SOX指数は5.41%安)。
 他の個別動向では、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が4.01%安、冷凍ポテト製品を手掛けるラム・ウェストン(@LW/U)が28.24%安と急落した。稀な決算の下振れを明らかにしたビザについては、目標株価の引き下げが相次いだ。ラム・ウェストンに関しては、レストラン来店数の減少に伴う成長懸念が浮上している。


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