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2024/08/30 09:01

米国株大引け概況(詳報): まちまち、ダウ平均は最高値 無料記事

 29日のNY株式市場は、朝高後に上値が重くなる展開。主要指標のダウ平均が前日比243.63ドル(0.59%)高の4万1335.05ドルと反発する一方(ダウ平均は最高値を更新)、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が39.60ポイント(0.23%)安の1万7516.43ポイントと小幅に続落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数は、0.22ポイント(0.00%)安の5591.96ポイントとほぼ横ばいで引けている。
 堅調な景気指標が相場を下支え。前日引け後に決算を発表したGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)が6.38%安と急落したものの、その他の銘柄は総じて堅調な値動きだった。この日発表された第2四半期GDP改定値が3.0%増(速報値:2.8%増)と上方修正されたほか、週間の新規失業保険申請件数も市場予想よりやや低い水準にとどまっている。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は15.65(↓1.46)にやや低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち7業種が上昇。金融のほか、景気動向に敏感なエネルギー、資本財、素材などのセクターが強含んだ。金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が1.34%高、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が1.91%高、石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が1.38%高、建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が0.99%高と値を上げている。
 一方、情報技術や生活必需品など4業種は下落。急落したエヌビディアのほか、医薬品大手のイーライ・リリー(@LLY/U)が0.92%安、ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が1.51%安と弱含んだ。朝方買われていたハイテク大手の上値も重かった。


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