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2024/06/25 08:50

米国株大引け概況(詳報): ダウ5日続伸、ナスダックは3日続落 無料記事

 週明け24日のNY株式市場は、ハイテク株から他のセクターに資金が流れる展開。主要指標のダウ平均が前日比260.88ドル(0.67%)高の3万9411.21ドルと5日続伸する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が192.54ポイント(1.09%)安の1万7496.82ポイントと3日続落で取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、16.75ポイント(0.31%)安の5447.87ポイントと3日続落で引けている。
 これまで上げが目立っていた半導体など生成AI関連銘柄の下げが続く一方、出遅れ銘柄に資金が移動している状態。エネルギー株や金融株、ディフェンシブ銘柄などに買いが入った。金融株については、米連邦準備制度理事会(FRB)が今週26日に年次ストレステストの結果を公表する予定となっている(同公表後に配当や自社株買いの発表が相次ぐ見込み)。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。エネルギー(2%超)の上げが目立ったほか、ディフェンシブな公益、生活必需品など幅広いセクターが買われた。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)が2.97%高、オキシデンタル・ペトロリアム(@OXY/U)が3.83%高、飲料大手のコカ・コーラ(@KO/U)が1.91%高、再生エネルギー大手のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が1.43%高、金融大手のゴールドマン・サックス(@GS/U)が2.65%高と値を上げている。
 一方、ハイテク株を含む情報技術、一般消費財の2業種は下落。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が6.68%安と大幅に3日続落したほか、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が4.00%安、モバイル向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が5.50%安と売り込まれた(SOX指数は3.02%安)。サーバー関連銘柄も売られ、デル・テクノロジーズ(@DELL/U)とスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)がそれぞれ5.17%、8.65%ずつ下落している。


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