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2024/08/29 08:50

米国株大引け概況(詳報): 反落、決算発表控えたエヌビディアは2%安 無料記事

 28日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に軟調な展開。主要指標のダウ平均が前日比159.08ドル(0.39%)安の4万1091.42ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が198.79ポイント(1.12%)安の1万7556.03ポイントとそろって反落して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、33.62ポイント(0.60%)安の5592.18ポイントと反落で引けている。
 注目されているGPU大手エヌビディア(@NVDA/U)の決算発表を引け後に控え、手掛かり材料難が続くなか、投資家らはやや売りに傾いた。市場心理を示すVIX指数(恐怖指数)は17.11(↑1.68)にやや上昇している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落。大型ハイテク株を含む情報技術、一般消費財、コミュニケーションなどのセクターが下げた。前述したエヌビディア(@NVDA/U)が2.10%安と売られたほか、通信半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が1.99%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.34%安、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が1.65%安、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が1.13%安と総じて値を下げている。他の個別動向では、サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューター(@SMCI/U)が19.02%安と急落。年次報告書の提出を遅延すると発表したことが嫌気された。
 一方、金融とヘルスケアの2業種は強含み。投資会社のバークシャー・ハサウェイ(@BRK .B/U)が0.86%高で時価総額1兆ドルを初めて超えたほか、製薬大手のブリストル・マイヤーズ・スクイブ(@BMY/U)が1.95%高、ギリアド・サイエンシズ(@GILD/U)が2.03%高と買われた。


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