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2020/09/14 08:35

大引け概況(詳報): ダウ反発、ナスダックは続落 無料記事

 先週末11日のNY株式市場は、セクターごとに方向感がまちまちな展開。主要指標のダウ平均が前日比131.06ドル(0.48%)高の27665.64ドルと反発する一方、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数は66.05ポイント(0.61%)安の10853.54ポイントと続落して取引を終えた。新規材料に欠けるなか、これまで相場をけん引してきたハイテク・グロース株の軟調が続いたものの、相対的に景気敏感・バリュー株は堅調だった。
 S&P500全11業種のうち、資本財や素材など7業種が上昇。建機大手のキャタピラー(@CAT/U)が2.68%高、軍用航空機大手のロッキード・マーチン(@LMT/U)が2.73%高、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が3.17%高、肥料大手のモザイク(@MOS/U)が3.33%高と値上がりした。金融大手も強含み、銀行大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)とバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ1.24%、1.43%ずつ上昇している。
 一方、大型IT銘柄は軟調。IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が1.31%安、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.85%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が0.65%安と値下がりした。他のクラウド銘柄も総じて売られ、顧客管理ソフト大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が1.90%安、会計ソフト大手のインテュイット(@INTU/U)が1.68%安、ITサービス管理(ITSM)大手のサービスナウ(@NOW/U)が1.56%安と下落している。
 好決算銘柄も利益確定売りで安い。業務用ソフト大手のオラクル(@ORCL/U)が0.58%安、在宅フィットネス企業のペロトン(@PTON/U)が4.23%安とそろってマイナス圏で引けた(場中では決算の上振れが好感され、それぞれ7.90%高、11.80%高まで上昇する場面もあった)。



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