詳細
検索 (期間指定)
期間

2024/03/07 08:52

米国株大引け概況(詳報): 反発、半導体銘柄に押し目買い 無料記事

 6日のNY株式市場は、半導体銘柄を中心に買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比75.86ドル(0.20%)高の3万8661.05ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が91.95ポイント(0.58%)高の1万6031.54ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、26.11ポイント(0.51%)高の5104.76ポイントと反発で引けている。
 週明けから2日間にわたり軟調な値動きが続いたものの、押し目買いが入った形。パウエルFRB議長の議会証言はほぼ想定通りの内容だった。「年内の利下げ開始が適切」との見通しが繰り返されるなか、米国債が買われ、長期金利を代表する10年債利回りが4.10%(↓0.05ポイント)と連日で低下している。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(上昇率は全て1%未満)。情報技術のほか、公益、生活必需品、素材など幅広く強含んだ。半導体銘柄が買われ、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が3.18%高、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が2.68%高、インテル(@INTC/U)が3.13%高、モバイル向け半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が3.99%高と値を上げている(SOX指数は2.42%高)。このほか、電力大手のドミニオン・エナジー(@D/U)が2.17%高、小売大手のコストコ・ホールセール(@COST/U)が1.75%高、鉱山開発大手のフリーポート・マクモラン(@FCX/U)が2.75%高、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が4.26%高と買われた。
 一方、大型ハイテク株を含む一般消費財、コミュニケーションの2セクターは弱含み。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.32%安、エンターテインメント大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が2.49%安と値を下げている。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース