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2024/04/12 09:19

米国株大引け概況(詳報): ダウ小幅続落、ナスダックは急反発 無料記事

 11日のNY株式市場は、インフレ指標が下振れる中、全体として底堅い展開。主要指標のダウ平均が前日比2.43ドル(0.01%)安の3万8459.08ドルと小幅に4日続落したものの、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が271.84ポイント(1.68%)高の1万6442.20ポイントと急反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、38.42ポイント(0.74%)高の5199.06ポイントと反発している。小型株を代表するラッセル2000指数も、14.22ポイント(0.70%)高の2042.60ポイントと買われた。
 朝方発表された3月の米卸売物価指数(PPI)が前月比↑0.2%にとどまり、2月の↑0.6%から鈍化したことで(予想の↑0.3%も下回る)、インフレ懸念がやや薄らいだ格好。前日公表された米消費者物価指数(CPI)が予想以上に加速していただけに、投資家の間で安心感が広がった。ただ、週内に大手金融の決算発表が始まることは気がかり材料として意識されている。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。金融、ヘルスケア、生活必需品、公益などが下落した。モルガン・スタンレー(@MS/U)が5.25%安と急落している。一方、IT、コミュニケーション、一般消費財など5業種は上昇した。
 大型ハイテク株では、アップル(@AAPL/U)が4.33%高、エヌビディア(@NVDA/U)が4.11%高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が2.01%高と値を上げている。AI(人工知能)産業の拡大が改めてクローズアップされた。



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