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2020/04/15 09:40

大引け概況(詳報):反発、ダウ558ドル高 無料記事

 14日のNY株式市場は、米経済活動の再開期待で買い戻される展開。主要指標のダウ平均は反発し、前日比558.99ドル(2.39%)高の2万3949.76ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は4日続伸し、323.32ポイント(3.95%)高の8515.74ポイントで終了している。
 ニューヨーク州やカリフォルニア州など主要10州が前日、「経済活動の再開に向けて協力することで合意した」と発表したことがプラス。また、米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が14日、FOXビジネスのインタビューで「(経済活動の再開時期について)トランプ大統領が近日中に重要な発表を行う」と明言したことも好感されている。
 こうした動きを追い風に、S&P500指数を構成する全11業種のうち10業種が上昇。なかでも生活費需品の上げが目立つ。消費財大手プロクター&ギャンブル(@PG/U)が4.32%上昇したほか、日用品大手コルゲート・パルモリブ(@CL/U)が5.21%高、会員制・倉庫型店舗販売大手コストコ・ホールセール(@COST/U)が4.85%高、小売り大手ウォルマート(@WMT/U)が2.95%高と買われた。
 一般消費財も高い。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が5.28%高と急伸したほか、電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)が9.05%高、ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が4.22%高、同業大手のロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)が4.07%高と値を上げている。
 他の個別動向では、ヘルスケア製品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)が4.48%高と急伸。この日発表された2020年1〜3月期業績で、売上高と調整後の希薄化後EPSが上振れたことなどが追い風だ。


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