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2020/02/28 08:48

大引け概況(詳報):ダウ1191ドル安、過去最大の下げ幅 無料記事

 27日のNY株式市場は、新型肺炎の拡大懸念が強まるなかで売りが膨らむ展開。主要指標のダウ平均が前日比1190.95ドル(4.42%)安の2万5766.64ドルと6日続落(過去最高値からの下落率が10%を突破)、ナスダック総合指数が414.30ポイント(4.61%)安の8566.48ポイントと反落して終了した(S&P500指数も4.42%安の2978.76ポイント)。
 カリフォルニア州で感染経路が不明な新型肺炎感染者が確認されたことや、「同州で感染の恐れがある8400人を観察中」と発表されたことで、米国内でも急速に感染リスクが高まった(これまでに世界50カ国・地域で確認され、死者数は2800人超)。
 リスク回避の姿勢が強まるなか、S&P500指数を構成する11業種がすべて下落。なかでもエネルギーの下げが目立つ。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が6.02%、3.99%ずつ下落したほか、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が7.89%安、油田探査大手のシュルンベルジェ(@SLB/U)が5.43%安、石油・天然ガス開発企業のEOGリソーシズ(@EOG/U)が5.06%安に沈んだ。
 ハイテク主力株を中心に情報技術も安い。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が7.05%安と急落したのをはじめ、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が6.54%安、半導体最大手のインテル(@INTC/U)が6.40%安、クレジットカード大手のビザ(@V/U)が3.85%安と売り込まれた。
 一方、モバイル決済大手のスクエア(@SQ/U)は3.55%高と逆行高。前日引け後に発表された2019年10〜12月期決算で、調整後の希薄化後EPSが上振れたことなどが追い風だ。


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